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水周りの床材

2021.12.05


お知らせにも上がるかと思いますが

今週末は野市で見学会です

ガレージ付の分譲住宅ですね

ガレージ付分譲住宅はかなり珍しいんじゃないかと思います

興味のある方は是非見に来てください

 

と宣伝はここまでにして今日はちょっとだけ床の話をします

洗面所、脱衣所の床の素材の話を少しだけ・・・

私が家のプランをする時には

洗面所と脱衣所はなるべく分けるようにしているので、それ前提の話をしますね

(なぜ分けるかの理由は別の機会にします)

脱衣所はお風呂に入る前に服を脱ぐ場であると同時に

お風呂から出て体を拭き、服を着る場でもあります

また、脱いだ服を洗濯する場でもあると思います

(最近は、この部屋を大きくして洗濯物干し場とする例も増えてきました)

この部屋の床の素材をどうするかですね

当社の床は杉の無垢床を基準としているので、

これに体を拭くときの水が散る、しずくが滴る、濡れた脚で歩きびちゃびちゃになる

のが大丈夫かどうか?というところでしょうか

当然お風呂からそのまま出るというのはないでしょう

バスマット等を入り口に敷いて、そこの上で体を拭くと思います

大人はなるべく水が散らないようにすると思うのですが、

小さなお子さんは中々そうもいかないんですよね

 

床素材の選択肢は大きく四つあります

他の部屋と同じく杉の無垢床のまま

CFシート、いわゆるクッションフロアーというものにする

塩ビタイルにする

磁器質タイルにする

もちろん他にもありますが、大まかな種類としてはこの四つかなと思います

このうち「杉の無垢床のまま」という選択以外は、趣旨は同じだと思います

お風呂から出た体から散ったまたは、滴った水が床に落ちた後

CFシート、塩ビタイル、磁器質タイルだと床の上に水滴が残ったままになります

次使う人も困るし、不快感があるので拭き取るということになるかな

「杉の無垢床のまま」だと、じわっと染み込みます

そして、じわっと乾いていきます。

その際に、水に含まれるカルシウム分が沈着し無垢床の上に白いあとが残ることがあります

このことではカビが生えることはないと思います

 

カビが生えるとしたら、どの床材も共通で

バスマットを濡れたままで、床に置いたままにすることですね

では CFシート、塩ビタイル、磁器質タイル の違いはというと

コスト CFシート<塩ビタイル<磁器質タイル

見栄え CFシート<塩ビタイル<磁器質タイル

耐久性 CFシート<塩ビタイル<磁器質タイル

といったところでしょうか

このうちのコストに関しては、広いお部屋だと大きく差が出てきますが

脱衣所程度の大きさですとあまり大きく差が出ないです

あとはもうひとつ重要なポイント

体感寒さ CFシート=塩ビタイル<磁器質タイル

磁器質タイルは見栄えはいいですが寒いです・・・

脱衣室は裸足で使用するのでここは大きなポイントですね

 

洗面スペースの話は、水が床に落ちる原因が違うだけで床に落ちるのは同じなので

上記の内容がそのまま当てはまります

違う点としては、裸足前提ではないというところかな

 

私は、要望が出ない限りは「杉の無垢床のまま」としています

素足の感覚を大事にしてそうしています

そして、やはり水が心配となった場合は磁器質タイルをお勧めしてますね

でも寒いのはいやだなぁとなったら、塩ビタイルかな

CFシートは個人的には耐久性に難ありかなぁと思っています

あと無垢床との見栄えに差がありすぎだと思います

 

水周りの思いは、人様々だと思いますので

色々意見を出し合いながら一緒に考えていきたいと思います